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多数決は真理ではありません(暁烏敏)

2021.10.01

「多数決は真理ではありません。真理でないものを全体に強(し)いていこうとするのは暴力行為であります」(『暁烏敏全集』20巻436頁)

自民党総裁選の報道を見ていて、暁烏敏(あけがらす はや・1877-1954)師の金言を思いおこした。総裁選の底流は「菅総理では選挙に勝てない。選挙で勝てる顔選び」でしかなかった。いわば「自分が失業しない」ことのみに関心が高い議員ばかりだった。聖徳太子にお出ましいただく他にないと痛感した次第。
「当選は手段であり、目的は国家百年の計に身命を賭すること。それが政治家の使命」と言い切った某議員は総裁選への出馬を見送ったが、主権者である我々国民も含め、もはや政治自体が不在なのだろう。他者への関心が希薄なありかたは、極めて根深い迷妄の証左である。無明とは、いわば閉じる方向なのである。

暁烏師に師事し、聖徳太子讃仰の念が深い毎田周一師は太子の政治の基底を「大乗空の実践」と見抜かれた。政治即仏道とは、まさに「大乗の至極」である。暁烏師は「太子がなさったのは、政治ではない。教育だ」とも。

真宗大谷派の宗会(議会)の与党「真宗興法議員団」の代表選も本日行われたらしいが、国政と同じく、包装紙だけ取り換えるようなお粗末はご免蒙りたい。

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