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コラム・法語
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「最後に残るのは念仏一つですよ」

2023.01.01

曽我量深師(横山定男氏撮影)

大谷大学名誉教授であり、真宗大谷派「講師」(宗派の最高学位)であった幡谷明先生の法話録『蓮如上人との出会』(長崎県大村市正法寺・ 原題ママ)を読んでいます。

幡谷先生は曽我量深・金子大榮・山口益師に学ばれた碩学です。奇をてらった表現がなく、深い学識を具えながらも学者臭がない、真摯で深い言葉に学ばせていただいています。(『幡谷明講話集』全7巻・特別先行割引24640円!昨年12月から特価予約が受付開始されました。ご関心のある方は、法蔵館書店または了善寺まで)


上掲の法話録に、次の一節がありました。

曽我先生に一度だけ私のお寺(島根県浜田市 顕正寺)においでいただきました。藤代先生(曽我師に長年随行された藤代聰麿師)も御一緒でした。夜、床につかれて、静かに布団の中で念仏申されていました。私の妹が、初めて本当のお念仏を聞いたと言っておりました。本当に静かなお声のお念仏とのことでした。その時、お休みなさいませとご挨拶にいきましたら、先生は一言「最後に残るのは念仏一つですよ」とおっしゃいました。(前掲書50頁)

この「一言」に尽きます。南無阿弥陀仏

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