元日　修正会が勤まりました

2023.01.01

快晴の元日。南無阿弥陀仏から一年が始まりました。
お勤めの後、年頭法話、そして小川龍太総代の発声「今年も往生極楽の道を問い尋ねましょう！」で献杯。そして恩徳讃を斉唱して散会しました。

開始が少々遅れ、15分余りの年頭法話で言い落したことは、「多数決は真理ではありません」（暁烏敏師）の一言でした。先師の一言は「民意必ずしも真ならず」との懴悔として、また民主主義の限界を言い当てる利剣として響きます。

知らぬ間に「戦後」が「戦前」になり、「戦中」も顕在化した昨年は、今後どのように展開していくのでしょうか・・。
100年後には「2022年が分岐点だった」と評されかねない世界の現状、そして日本の防衛大綱が大幅に変わり、「軍備増税」が叫ばれる時代状況に危機を覚えます。親鸞聖人は傍観者でない生き方を示され、「親鸞におきては」と折々に態度決定せしめられて歩まれました。念仏によび覚まされるとは、瞬時の態度決定を恵まれ続けることではないでしょうか。

来年には、皆さんと語り合い、酌み交わす時を共有できるといいですね。本年も皆さまのお参りをお待ちしております。南無阿弥陀仏

※本堂参詣の人数制限は、取りやめます。感染対策は怠らず、事前連絡不要で法座を開くこととします。Zoom配信は、今後も継続します。