お勤め+法話(住職)
※東京都区部は「新暦7月盆」です。7月盆と8月盆が地域によって混在しているのは、明治期の旧暦から新暦への変更に際して、当時の広報が行き届いたエリアは新暦を採用した結果といわれています。例えば茨城県水戸市一帯、石川県金沢市一帯は、「新暦7月盆」です。勤める時期に関係なく、浄土真宗の供養は、ご自身が仏法を聴聞する「聞法供養」です。
世界平和統一家庭連合(旧名称:統一教会)のサイトには、次のように書かれています。
「私たち家庭連合では、先祖を敬い大切にするという次元にとどまらず、先祖の怨みを解き、その願いを果たすことを通して先祖自身の解放を目指しています。それが、私たちが「先祖解怨」という言葉を用いている理由なのです」
霊魂の実在を説き、「霊視」を語り、先祖供養の為に・・との教えを掲げるのは、家庭連合だけではありません。
仏教は「霊魂不説」、各人固有の霊魂の実在を説きません。
何故か。死後の存在に呪縛される生者の迷妄を解く為です。一方で「無に帰する」とも説きません。何故か。報いを受けないのであれば今生は好き放題に生きてもいいのだ、との刹那主義に溺れるからです。「有」でも「無」でもない-「有無をはなるとのべたまう」(親鸞聖人)、生かされて生きる存在の道理を説くのが真宗仏教です。