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けがれなきものは 泥の中からしか生まれない(島﨑暁民)

2023.10.01

石川県白山市称佛寺住職 島﨑暁民師(1930〈昭和5〉年石川県生まれ・『暁烏敏全集』/『清澤満之全集(暁烏敏/西村見暁共編・法藏館版・全8巻)』編集委員)の金言です。9月半ばにお訪ねした際、門前の掲示板に書かれていて、思わず釘付けになりました。

親鸞聖人は主著『教行信証』証巻に『浄土論註』を長々と引用されてますが、『論註』所引の『維摩経』の意を、島﨑師は上掲の一言で聞きとられたのでしょう。一切衆生に開かれた本願の大道を簡潔に、言い尽くしています。
「 「淤泥華」とは『経』(維摩経)に言わく、「高原の陸地には、蓮華を生ぜず。卑湿の淤泥に、いまし蓮華を生ず。」これは、 凡夫煩悩の泥の中にありて、菩薩のために開導せられて、よく正覚の華を生ずるに喩(たと)う」(『真宗聖典』288頁)。 『入出二門偈』にもこの一節を引用され、「これ如来の本弘誓不可思議力をしめす」と仰いでおられます。

筆:島﨑暁民師



因みに、聖徳太子『三経義疏』(法華経・維摩経・勝鬘経)を親鸞聖人は太子の述作として受けとめ、和讃(「皇太子聖徳奉讃・75首和讃」)で詠われています。(№34:用明天皇の胤子にて/聖徳太子とおはします/法華・勝鬘・維摩等/大乗の義疏を製記せり・№38:この経典を講説し/義疏を製記したまひて/仏法興隆のはじめとし/有情利益のもととせり 他に114首和讃№67等)

いよいよ拙寺の報恩講を10月7日・8日に迎えます。南無阿弥陀仏

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