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痔の薬を頭に貼っても少しも効かない(高光大船)

2024.05.01

『時代の目足』159頁(高光大船師還暦記念会・1939年)



上掲の一言は、高光大船師ご自身の還暦祝賀講演会での、「濁世(じょくせ)の目足(もくそく)」【真宗聖典第一版402頁/第二版477頁他】という講話の一節である。読んでいて思わずふきだした。真面目な顔をして、逆さまなことを逆さまと知らずに一生懸命にやっている我らを仏は「顛倒(てんどう)」と言い当ててくださっているのであろう。

 

『時代の目足」は、昭和14年に刊行された高光師還暦記念会の記録である。藤原鉄乗師の開会の辞、暁烏敏・曽我量深両師の講話、そして主賓の高光師自身の講話、最後に木場了本師の閉会の辞が収められている。

高光師は講話の終わりに、次のように語っている。

「昨日誰やらの電報に、「赤ん坊になったお祝いおめでとう」と書いてきよった。私は赤ん坊にならぬぞ。六十になったら六十を喜び、七十になったら七十を喜び、葬式になったら葬式を喜ぶ。一切が不足のない日暮らしを恵まれていることが人生の事実であります」。

ほんとうにおめでたい、自らへの祝辞である。自体満足。南無阿弥陀仏

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