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コラム・法語
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北陸へ

2024.09.22

真宗大谷派 金沢別院
金沢別院聞法会・金沢真宗学院同窓会共催


9月8日(日)金沢別院(別院聞法会公開講座・石川県金沢市)、21日(土)井波別院瑞泉寺(富山教区高岡四組同朋大会・富山県南砺市)と、北陸詣でが続いている。猛暑が続く8日は100名、強雨が降る21日は200名と、多くのお参りがあった。さすがは北陸である。後者のチラシには、以下の一文を寄稿していた。

ご当地をはじめ、北陸一帯は真宗王国です。先人の捨身のご教化が大地に薫習し、生活感覚にまで昇華し、数多の念仏者を生み出し続けてきたからこその「王国」の称号でしょう。暁烏師門下の林暁宇先生・谷田暁峯先生の道場にて、各地から身を運ぶ御同行方のお育てにあずかったこと、そして富山出身のある婆ちゃんが阿弥陀仏をして「ご因縁さま」と表白された確かさを憶念しつつ、この度のご縁を尽くさせていただきます

何よりも嬉しく励まされたのは、法話が始まる前、休憩時、終了後と具足舎・広大舎のご縁の方々、そして初めてお会いする方々が次々と控え室をお訪ねくださったことである。

21日井波別院では、法話の直前にかつて具足舎や広大舎で度々お会いしていた、富山在住のK氏が訪ねてこられ、会うなりガッチリと握手。K氏いわく「みんなぁ、次々と帰っていってまうなぁ。特に北海道の木口さんがおらんだっちゃもん。さびしいて、どうもならん」。目を真っ赤にして言われるものだから、鬼の目にも涙となりそうになった。
傍らの別院の職員氏が裸足のK氏への配慮から、「どうぞスリッパを履いてください」と薦めると、「なぁに。この足の裏は奇麗だ」と言い張る。あいかわらずの頑固である。思わず「廊下の身にもなってください」と冗句を飛ばすと、ニッコリ笑って、やはり裸足のままに本堂に戻っていかれた。

法話は例によって右往左往の脱線続きだが、21日の井波別院の2席目でふいに「この畳の上でいったい何人が生きる力を取り戻し、立ち上がり、また泣きの涙を流されたことか。そして、本堂の柱と畳が最もよく聴聞されています。私らはこんな風に黙って聞けない」との言葉が口を突いて出た。「講堂道場礼(らい)すべし」である。

年内は北陸詣でが続く。南無阿弥陀仏

真宗大谷派 井波別院瑞泉寺
㊨本堂 ㊧太子堂
右の柄笊(えざる)が何とも・・
間口25間、面積約590坪 東本願寺・東大寺・西本願寺に次ぐ国内第4位の木造建築物
手前は仏教讃歌を披露された合唱団「蓮の根」の皆さん

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