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コラム・法語
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林暁宇師の玉稿 発見!

2025.07.30


渡邉晃純師のご協力もあり、6月に本山出版部から『同朋』誌や『同朋新聞』等の本山刊行物への林暁宇師の寄稿、既刊本の出版許可を頂戴しました。
6月末に北海道に出講、帰路、芦別在住の石井英樹・輝子ご夫妻宅へ伺った際、滋賀県長浜市在住の福永綾乃様がコピーし、仮製本した自作の冊子をもらい受けました。本山刊行の月刊『同朋』誌の『親鸞の「詩(うた)」ごころ』と題した連載の切り抜きでした。計40回あまり、足掛け10年余りにわたる連載ですが、和讃のこころが消化されきっていて、平易な言葉ながら極めて深い味わいを伝える玉稿ばかり。目を瞠りました。凄い。

遇えども遇えず、何を聞いていたのか・・と。林先生の月忌であり、池田勇諦先生の初月忌でもあった昨日、あらためてそんなことを憶っていました。

「小豆島に十年もおったのだから、『教行信証』を読めばよかったんだが、わしは根っから教学は苦手なんやな」と微笑みながら呟かれたことがありました。私がお遇いしたご晩年の法話は、清沢先生や暁烏先生の讃嘆とご自身が遇われた念仏者のことばかりで、聖教はあまり引かれませんでした。
ところが苦手どころか、先生ご自身が「読み破られていた」のでした。そうでなければ決して書き得ない林先生一流の表白であり、身を通したゆるぎなさが感じられます。

今秋には新たな書籍を刊行すべく準備中ですが、まずは一稿を掲載します。『同朋』誌への寄稿文です。


「どこまでも自力心に破れようとしない私たちではないか」。唸る他にありません。南無阿弥陀仏

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