絵解き「絵が語りだし」― 井野優介法兄
2023.04.19
恐らくは10年ほど前、本山教導になって間もない頃に、本山の晨朝法話で一人の高校生と出遇った。その後、広大舎(石川県能美市・故谷田暁峯師主宰)にて開かれていた最後の法座、2012年10月6日谷田師の一周会記念法座に一緒に聴聞に行った際には、法話後の座談で発言されたのだが、講師の一楽真先生(現大谷大学学長)が「エ!高校生ですか!エー・・うちの息子と同い年・・」と絶句されたのを覚えている。
井野優介法兄(26)は、真宗大谷派が運営する高校の宗教科講師を務めながら、「三河すーぱー絵解き座」(愛知県本澄寺 梛野明仁住職主宰)の団員として、伝統的な「お絵解き」様式での説法に打ち込んでいる。
京都で開催中の「真宗と聖徳太子」展(龍谷ミュージアム)では、井野兄の出番は終わったが、会期中に他の団員による絵解きが実演される予定、京都に行かれたらぜひ!南無阿弥陀仏