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コラム・法語
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鬼は外 福は内

2023.02.05

今年は、2月3日が節分でした。TVでも、ニュースでも、ネットでも恵方巻が紹介されていました。中には「恵方巻も値上げ」とのニュースもあり、インタビューを受けた寿司屋の大将が「海苔も具材も値上げばかりで・・」とこぼしていました。値上げは売れ行きも左右しますから、飲食店も大変です。「恵方巻」といえども、原材料高の災いは避けられなかったようです。

「浄土真宗は「鬼は外、福は内」の節分信仰とは一線を画します」とよく言われます。本山でも、拙寺でも、商売繁盛・厄除け祈願・合格祈願を掲げていません。幸福教ではなく真実教だ、との教言も耳にします。
確かに「浄土真宗」は、その通りです。
ですが自分に眼を転じると、胸中は一年中「鬼は外、福は内」です。豆はまきませんが、ため息や僻みや悪口をまいています。

ある時のご法話で、池田勇諦先生が「鬼は外、福は内と豆まきするけれど、その人自身が「鬼」なのだから、鬼は外!と言いながら自分が外に出なければならんぞ!」と。真宗の節分は、一味も二味も違うようです。南無阿弥陀仏

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