FAQ
よくある質問や相談事例を基に書きました。個別のご相談は随時メールにて受け付けています。ご相談を基に当方から追跡勧誘することは致しませんので、どうぞお気軽に。
浄土真宗は「他力本願の教え」と聞いています。「ウチは代々浄土真宗」ですが、「他力本願」は努力を否定されるようで、好きになれないのが正直なところです。
親鸞聖人には以前から関心があるのですが、娘から「宗教にハマると危ないから、気をつけて」と言われて、お寺の行事に行くべきかどうかを悩んでいます。
「檀家になるとタイヘンだ」と耳にしますが、寺の仕組みを教えてください。
葬儀や法事のお布施は、いくらお供えしたら宜しいのでしょうか?
浄土真宗は「他力本願の教え」と聞いています。「ウチは代々浄土真宗」ですが、「他力本願」は努力を否定されるようで、好きになれないのが正直なところです。
「他力」の意味が全く違います。確かに世間用語の「他力」は「他者依存」を意味します。が、真宗用語の「他力」は「如来の本願力」を意味します。「本願力に遇う」とは、自我意識からの解放と自立を指します。神も仏もない現実に立つ「独立者」(清澤満之)を生み出すのが「他力教」です。
法事を勤めていただくことは可能でしょうか?
可能です。浄土真宗の仏事ならば、お勤めします。
親鸞聖人には以前から関心があるのですが、娘から「宗教にハマると危ないから、気をつけて」と言われて、お寺の行事に行くべきかどうかを悩んでいます。
「理性を失わせる宗教はコワい」という感覚は共感します。度を越した勧誘にウンザリした方もおられましょう。一方で「宗教はコワい」と言いながら、占いやパワースポット、日柄などに人生を託す生き方に疑問を感じないのも、危なっかしい生き方です。何が危なくて、何が危なくないのか。その線引きを問いかえすのが宗教の本領です。大いに悩んで下さい。
「檀家になるとタイヘンだ」と耳にしますが、寺の仕組みを教えてください。
寺は住職個人の所有ではなく、特定の教え(浄土真宗)を社会に広く宣布する「宗教法人」です。その公益性から「非課税」扱いになっています。因みに住職個人は「給与が支給されている法人職員」であり、通常課税されています。(「坊主丸儲け」は誤解です 笑)
また了善寺を自らの「手次寺」とするとは、了善寺所属の「真宗門徒」になることです。従来の宗旨・信仰は一切問いませんが、今後は浄土真宗の教えに立脚した仏事を勤め、教えに出遇い続けてください。尚、了善寺の行事参詣者の約40%は他寺門徒等です。寺は公開された宗教施設なのです。
葬儀や法事のお布施は、いくらお供えしたら宜しいのでしょうか?
よく尋ねられます。かつて某紙の川柳欄に「戒名の字は忘れたが お布施の額は忘れない」とありました。(浄土真宗は無戒の仏道なので「戒名」ではなく「法名」と呼びます。)ぐうの音も出ない一句ですが、「お布施の額は忘れたが 法名の意味は忘れない」 世界にお互いに出遇いたいものです。
布施は仏道の行であり、読経に対する対価・「読経料」ではありません。「宗教法人」に対する宗教活動資金の寄付であり、母校やユニセフへの寄付と同列と言えます。
お布施の額は、随意です。少なくケチるのも多く威張るのも、どっちも執着です。(それでも「どうすればいいかわからない・・」という方は、直接お尋ねください。)