【予告】暁宇会選書④西村見暁著『有縁の知識』12月下旬刊行!
2022.12.01
暁宇会選書④は、暁烏敏師の高弟、西村見暁師の遺文集です。暁烏師ご西帰(昭和29年8月27日)前後にあたる、昭和27~32年に『広大会』『香草』に掲載された原稿を中心に集めました。編集は本山出版部の東真行氏、校正は東経行氏(九州教区常行寺)・市野光生氏(東京教区道誠寺住職)がそれぞれご担当くださいました。池田勇諦先生、島﨑暁民先生にもご寄稿いただき、また西村師の肖像写真等も掲載しました。
題名『有縁の知識』は『歎異抄』第二条の師の領解が綴られた一文のタイトルなのですが、それを本書の題名としたのは、つまり本書の名付け親は「白眉の示教」と絶賛された池田先生です。その一文だけで万金の値がある、底無しに深い一冊です。暁宇会選書初の300頁超ですが、いつもの大きな文字サイズなので読みやすくなっています。
ですが、読破しようとする私が読破されるエネルギーに満ちた言葉が詰まっています。『教行信証』には、本願も名号も「利剣」―スパッと断ち切る剣の如し・・と書かれていますが(大谷派聖典177・201頁)、この一冊を読むと「利剣」が喩えではないことがきっと実証されます。
目下、最終校正中。刊行の暁には、再度お知らせします。南無阿弥陀仏