【告知】2025年「まくはり会」スケジュールが決まりました
2024.12.10
了善寺を会場とし、住職が出講している「まくはり会」の来年のスケジュールです。
真宗大谷派「東京真宗同朋の会」主催ですので、詳細は真宗会館(☏03-5393-0810 事務局:湯口氏・福田氏 prati@higashihonganji.or.jp )までお願いします。
お勤めの後、テキストを1節ずつ読み、私なりの読後感を皆さまにお聞きいただいた後に質疑応答・意見交換という流れです。
テキスト『仏に遇うということ』は既に絶版ですが、事務局がコピーまたはpdf送信にて参詣者に配布しています。
テキストの著者、宮戸道雄師(1928〈昭和3〉年―2019〈令和元〉年11月5日・90才にて西帰・同朋院釋道雄)は、滋賀県慶照寺の住職であり、真宗大谷派の教務所長や別院輪番(国内外に点在する宗派直轄の大寺院の住職)、本山研修部長等を歴任された先達です。
安田理深師、訓覇信雄師らに師事。「昭和30年代には曽我先生・金子先生・安田先生という諸仏がおられ、仲野先生、柘植先生、高原先生といった諸菩薩がおられた。宗門には訓覇先生が控えていた。随分しごかれました」と仰っていました。
宮戸先生には了善寺に、また所属する東京六組(「ろくそ」=寺院支部)主催の法座にもご出講いただきましたが、「生活即仏道」という信眼は生涯曇ることなく、身近な事柄が実はそのまま衆生教化の御仏事―と転ぜられる世界を説きあかしつつ、自信教人信に生涯を尽くされました。
本山研修部長時代には、例えば上山奉仕(本山にて開催する門徒の泊まり込み研修)の座談でご門徒と大激論となり収拾がつかなくなると、「宮戸部長!お願いします!と職員からSOSが来るんだよ!・・」と、‵嬉しそうに´言われていました。「よっしゃ!来たな!」と座談に割って入り、ご法義を曲げることなく、とことん語り合い、門徒の頭を撫でるようなことは決してせず、大事な一点は貫く。「同朋会館に来たら、わからなくなって帰ってもらうのが仕事なんや。今はお客さんにしてしまっているらしいねぇ。まあ、その方がラクなんだろうけど、それではねぇ・・」とも。
人懐っこく、また肚が坐っていた先達でした。こんな上司の下で働いてみたかったな・・と思わせてくださる方でした。
さて、最近の「まくはり会」は本堂へのご参詣が15~20名ほど、Zoom参詣もほぼ同数。参詣者は都区内、横浜、千葉など、Zoomは北海道から九州まで、本願寺派や高田派、他宗の檀家もおられます。
『真宗聖典』(第一版)は、常備しています。念珠(貸出用念珠有)と参加費1,000円を携えて、どうぞご参詣ください。
どなたでも、もちろん1回だけでも! 南無阿弥陀仏