【開催報告】2月16日(日)敬愛忌―僧伽の法要
2025.02.17
2月16日(日)14時~16時30分、前住職の頃から拙寺に聴聞に来られていた法友谷本啓子(本名:ケイ子)法姉の法要を勤めました。昨年10月16日、病を縁として満76歳で往生の素懐を遂げられました。ご病状が一挙に悪化した急逝でもあり、ご葬儀にはお参りできなかった有縁の方々13名が本堂に、北海道と愛媛県からはZoomで参詣され、僧伽の法要を勤めたのでした。
ご子息の事故死という逆縁を通して本願力に遇い、今生の命を果たしきられた先達の生涯を仰ぎつつ、寂しさを感じつつも、後に続かんとの意欲を頂戴したことでした。
谷本さんは、長らくご自宅にて「松戸念仏交流会」と名付けた法座を開いていました。そもそもは林暁宇師が首都圏に出講する際に谷本宅に泊った際に知友同行が集ったことが始まりで、前住、そして前住西帰後は私が毎月お育てにあずかりました。11時からお勤め・法話、その後には手製のお斎をいただきながら、15時頃まで語りあう法座でした。毎回7~10名ほどの参詣者でしたが、所属寺はバラバラ、東京真宗同朋の会の古参会員や山梨からお参りするご夫妻、拙寺門徒4名、あるいは本願寺派の門徒など、気さくで人懐っこい谷本さんのご気性もはたらいて、他にはない温かさを感じられる時と場でした。







お勤めの後に発起人である北海道在住の石井英樹・輝子ご夫妻から始まり、全員が感話。その後に追弔法話という法要でした。義理や付き合いでお参りされた方はおらず、僧伽としての法事の深さに感銘を受けました。
ご生前には30年近く通ってくださった本堂で、念仏の朋友が集い、そのご恩徳を確かめ、念仏申しつつ恩徳讃を斉唱して閉会となりました。
法事は世間の義理事でなく、仏事であることを教えられた一日でした。
「前に生まれん者は後を導き、 後に生まれん者は前を訪え」、どうぞこれからも浄土から穢土にはたらく身となって、われらを照護くださらんことを。
谷本さん、ありがとうございました。 南無阿弥陀仏