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【開催報告】9月22日(日)秋の永代経彼岸会法要

2024.09.22

本堂参詣21名+Zoom最多11名の参詣でした
滋賀県五村別院で聴聞されているH氏が参詣くださいました


蒸し暑い中日、11時~13時まで秋の永代経彼岸会法要が勤まりました。
『仏説阿弥陀経』の意訳を拝読後、全員で読経、その後に正信偈同朋奉賛を勤めました。

その後の法話は2席、引用した一文を以下に掲載します。
倉嶋厚氏(1924-2017)は気象大学校を卒業後、海軍技術少尉となり、気象庁に入庁。退職後、NHK「NC9」の気象予報キャスターとなられた方です。実父倉嶋元弥氏は長野で仏教新報社を起業していたことから、父から子に仏法に基づく感覚が相続されていたに違いないことが文章から伝わってきます。
真宗門徒ではないようですが、まさに「仏法は、知りそうもなきものが知るぞ」(『蓮如上人御一代記聞書』167条・第一版聖典875頁)です。

「発見を英語でディスカバーという。カバーは「覆い」「ふた(蓋)」で、ディスは「除く」、「不・・」、「非・・」などを意味する接頭辞である。つまりディスカバーとはカバーを取り除くことである。その取り除くべきカバーは、発見される事物を覆っているのではなく、多くは見る人の心眼の前に垂れ下がっているのだ。私にはまだまだ見ながら見ていないものがたくさんある。人生の事柄を処するには、もっともっと謙虚でなければならぬ」

(倉嶋厚『日本の空を見つめて 気象予報と人生』岩波書店・2009年)


倉嶋氏は「見ながら見ていない」自分が見えたのでしょう。自らの固定観念、「疑蓋(ぎがい)」や「疑網(ぎもう)」に「覆蔽(ふへい)」=COVER=されていると見える一瞬がDISCOVER、発見の瞬間です。自分の計らいが自分の出遇いを邪魔しているとの発見を、かつての念仏者は「お助けの邪魔が取れた!」と喜ばれたのでしょう。南無阿弥陀仏

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