【告知】9/23(祝)秋の彼岸会法要
2025.08.31
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24年度に国民生活センターに寄せられた、葬儀社の高額請求を巡る相談件数が「過去最多」の「978件」との報道がありました。
拙寺においても、昨年9月に千葉県にて15名で勤めた門徒の通夜葬儀(葬儀社「小さな●の家」)は「280万円」の請求でした。
また今年都内で勤めた10名での通夜葬儀は互助会に加入済ながら「160万円」の請求、積み立て分を含めれば「総額200万円」でした。最近CMが多く流れている 「あんしん●●」でした。どちらも豪華でなく、小規模の葬儀でした。
見積書を提示し契約に基づいた請求であり、企業としての利潤追求も当然です。ですが朝日新聞の記事には、葬儀社に対し消費者庁から課徴金が課された事例や景品表示法に抵触する「脱法的広告」 なども紹介されていました。
葬儀は了善寺の本堂でも勤められます。本堂は故人がお参りされていた場所です。また自宅のお内仏(仏壇)の前での葬儀も可能です。いずれも貸し切りで落ち着いて勤められますし、祭壇は不要ですから費用も抑えられます。
高額請求によって葬儀への印象が変わり、亡き人を偲びつつ如来のみ教えに遇う―本来の趣旨が奪われるのは寺として見過ごせません。
前述のような現状を踏まえて、秋の彼岸会法要にて「死から生を学ぶ―葬儀について考える」と題して、真宗仏事の意義、本堂での葬儀や自宅での葬儀の実際、参考見積等をお伝えすることと致しました。
どうぞお参りください。南無阿弥陀仏

前住職や住職親族・友人の葬儀も依頼している良心的な老舗です
「了善寺門徒」と伝えて、直接に問合せ、事前相談してください
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※了善寺では、(枕づとめ)・通夜・葬儀・火葬場から戻ってからの還骨勤行、そして最初の月命日(翌月の命日)に初月忌をお勤めするまでを「葬儀」としています。尚、火葬場が不足している首都圏では、日程調整の為にご命日から数日~10日程度経ってからの葬儀となります。日程についてはまずは寺に連絡相談ください。法事や行事などの先約がある日もあり、また土日祝は法事をお受けしていることが多く、通夜葬儀にはお参りできないことがほとんどです。
了善寺では「一日葬」は勤めていません。お金はかけなくてもいいので、時間をかけて丁重に葬儀を勤めます。 具体的なご事情があり「一日葬」以外に選択肢がない特殊なケースでは、葬儀前日までに自宅または本堂にて「仮通夜」を勤めています。

本堂の荘厳の前で勤めますので、祭壇は不要となり、費用は抑えられます

※了善寺は、特定の教え=浄土真宗を社会に広く宣布する公益性が認められている「宗教法人」として「非課税」です。 葬儀や法要の布施、会費は「宗教法人の収入」(いわば会社の売り上げ)であり、住職個人の財布には直接入りません。収入は、教化活動費、本山納付金(年額約100万円)、人件費(住職坊守等の給与)、損害保険料、備品購入費、光熱費等に支出しています。
一方で住職や坊守は、宗教法人了善寺から固定月額給与を支給される法人職員であり、 「個人」に対しては所得税や住民税は通常課税されています。「坊主丸儲け」は、事実誤認です。